今回の取り組みは、能登半島地震後の活動でつながりがあるゆ~くるスタッフがいて、さらに現在ゆ~くるを利用しているメンバーからの「能登の為に何かできないか?」という声が重なって実現しました。
「こわかフェス(2024年12月15日開催)」で募金をしてそれを被災地に送る気持ちで、輪島市で若者支援活動をしているSさんに相談したところ、
「募金してくれる気持ちは嬉しいが、そのお金で若者自身の目で能登の今を見に来てくれたら嬉しい」と言われて最初はびっくり。
「遊びに来るつもりでおいでよ」と言われたものの、、、。
19歳のS君は「被災地ではきっと困っているに違いないのに、お金が要らないってどういうことなのか?」と呟きました。
今回はそれを確かめてくる旅になるのかもと思いました。
希望者一人一人と面談をして5名が行くことに決定。「僕は社会人だから人数が多いようなら、学生世代に譲ります」と言ってくれた若者もいました。また費用は、こわかフェスでの豚汁の売り上げ(能登産のネギを使って若者が作った)と癒しの時間様からの寄付金、助成金などで工面しました。色々な方に送り出して頂きましたこと、心から感謝申し上げます。

さて、行くからには何かの役には立ちたいと思う我々ですが、、、輪島在住のSさんは、ご自身も被災されているので、私達と日程をすり合わせるのも大変そうでした。やり取りの中で、Sさんと輪島の中高生と、東北から災害支援で能登に行っている一社)プレーワーカーズさんが、空き地を子どの遊び場にするために「DIYで滑り台を作る!」ということで、その日に合流させてもらいました。
さて当日、金沢駅から輪島市へは車で2時間強、途中までは変わりがなかった風景が半分以上過ぎると、道がガタガタしだして、倒壊したままの家屋が目に飛び込んできました。

輪島の皆さんの活動拠点の空き地に着いたのは14時頃
5人のメンバーのうち3人がDIYのすべり台づくり。あとのメンバーは、「福島の芋煮」を
作って、すべり台づくりの後に食べてもらおう!と調理を頑張りました。
このすべり台作りで、輪島市の中高生(小学生も)とすっかり打ち解けることができました!

実は、出発前は、「輪島の中高生とそんなにすぐに仲良くなれるか不安だった」とみんな思っていたのです。これは若者自身の力!だったと思いますが、ボランティアだけが作業するのではなく、地元の人達(小学生も含めて)と一緒にする作業があった!ことは大きかったです。
また、夕方になってしまったけど、出来上がった芋煮を振舞い、これが大好評!!でした。


と、このように結果的にお役に立てた気がしていた我々ですが、今回の特筆は、Sさんが
「輪島の若者が郡山の若者に、町を案内するツアー」を考えてくれていたというところです。
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